【豆知識】知ってる?物流業界の歴史【高度経済成長期】
2023.10.30ブログ
ほとんどのビジネスにかかせない存在となっている物流業界。
コロナ禍でネット販売ビジネスが急速に拡大し、今後も大きくなることが予想されている昨今、
物流業界が経済を支える基盤を担っているといっても過言ではありません。
今回はそんな「物流業界」の歴史について簡単に解説していきます!
物流業界の歴史は大きく
・戦後~高度経済成長期
・高度経済成長の終わり~バブル期
・バブル崩壊~90年代
・2000年代~現在
の4つにわけることができます。
高度経済成長期をきっかけに物流業に明るい未来が到来!
日本は太平洋戦争の混乱を経て、朝鮮戦争特需をきっかけに、驚異的な高度経済成長を遂げます。
GNP成長率が10%を超えるなど、今では考えられないような成長が実現しました。
需要の急激な増加によってマーケットは勝手に拡大。
物流業界全体に明るい未来がみえていました。
当時の貨物業界で絶大な権力をもっていたのは旧国鉄。
旅客輸送だけでなく、日本経済の成長に合わせて拡大する輸送需要により、大量の荷物の輸送も担っていました。
旧国鉄は全体の1/3も担っていたといいます。
基礎資材の需要拡大に伴う急成長
経済成長に伴い、鉄鋼やセメント・石油などの基礎資材の輸送需要が高まり、
基礎資材の輸送を得意とする内航海運業が伸びていきました。
また、トラックも陸上輸送の担い手として、同様に急成長を遂げたのです。
運輸省による規制整備による影響
このような物流業界の急成長には、運輸省(旧国土交通省)による規制整備が背景にありました。
規制の整備により、物流業者は事業免許を取得しなければならなくなるとともに、統一的な運賃規制も受けることになりました。
しかし、これによって物流業界の秩序は維持され、結果として『物流業界にとって、古き良き時代』となったのでした。
今回は物流業界の歴史(戦後~高度経済成長期)について解説させていただきました!
高度経済成長期の輸送需要増加が後押しとなり、物流業界の基礎が盤石なものとなったんですね。
次回の豆知識では、物流業界の歴史(高度経済成長の終わり~バブル期)について、
急成長を遂げた物流業界がバブル期の影響をどのように受けたのか、詳しく解説していきたいと思います!
お楽しみに!
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